黄砂と春窮期

四月の朝鮮半島のこの時期は、北西風が運ぶ黄砂に覆われる季節です。ソウルは色を帯びて霞んだ街になります。併合期の京城(ソウル)も現代と同じだったはずです。しかし当時の新聞で黄砂が記事になっていたのかどうか寡聞にして知りません。ただ新聞紙上では「春窮期」については必ず書いていました。「春窮期」とは農村地帯、農家で麦の収穫を前にして食料品が枯渇する季節のことです。雑穀さえもなく、松の皮を剥がして食べたり野草を代用するなど悲惨な状態を呈していたといいます。作品「ソウルの白い夏」の中で春窮期を書いたくだりがあります。学校へ弁当を持っていけない子どもの様子を書いています。コロナと経済制裁の渦中にある北朝鮮の地方ではどんな状態なのだろうと按じるところではあります。(洋一)

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