伊藤博文と朴正熙

1909年と1979年の70年を隔てた同じ10月26日は、伊藤博文と朴正熙元大統領という日韓二人の政治家が暗殺された日にあたります。この二つの暗殺事件は時代はちがえても両国の行く末に大きく係わる大事件となりました。190…

終戦記念日(8月15日)を前にして

近現代史の中にあって、8月という月の日本最大の出来事といえば広島・長崎の被爆と太平洋戦争の終結であろう。終戦記念日とよばれる8月15日は、日本の歴史を俯瞰すれば大化の改新、明治維新(王政復古)とともに歴史を大きく転換させ…

米子松陰高校野球部の出場辞退に思う

学校関係者の新型コロナウィルス感染で、高校野球県予選出場ができなくなったとの記事。感染者は野球部員ではないのにだ。これはひどい! 高野連にどんな規定が設けられていたのかはわからないが、学校の上層部は自校の生徒にではなく、…

朝鮮戦争がもたらした離散家族

この季節になると私には忘れられない光景があります。1983年7月私は韓国ソウルにいました。そのとき韓国放送公社(KBS)前の広場には朝鮮戦争で離ればなれになった家族の消息を求める人々と、壁といわず地面といわず貼りめぐらさ…

朝鮮戦争下の天使

71年前の新聞を手にとって読んだ記憶のある人も少なくなったことでしょう。昭和25年6月26日朝日新聞の第一面は、前日朝鮮半島で勃発した内戦を伝える記事でほぼ全面埋められています。朝鮮戦争(朝鮮動乱)などいくつかの言い方で…

5月15日 韓国では何の日❓

そんなこと私たち日本人が知るわけないですよね。韓国では「先生の日」です。先生や恩師に感謝を表す日として大切な日なのです。いかにも過剰なほど教育に熱心なお国柄を表していると思います。つい10年ほど前までは担任の先生に金品を…

ソウルに建つ銅像の共通点

韓国の人たちはよほど銅像が好きなのだろうか。市の中心部に建つ李舜臣像はソウルを訪れた人の誰もが目にしていることだろう。豊臣秀吉による文禄・慶長の役の海戦で名を馳せた武将として有名である。像が日本の方角に向いている。それで…

黄砂と春窮期

四月の朝鮮半島のこの時期は、北西風が運ぶ黄砂に覆われる季節です。ソウルは色を帯びて霞んだ街になります。併合期の京城(ソウル)も現代と同じだったはずです。しかし当時の新聞で黄砂が記事になっていたのかどうか寡聞にして知りませ…

梶山季之がどうしても書きたかったこと

梶山季之は1960年代の超売れっ子作家で、韓国併合期に朝鮮に住んでいた日本人を描きたいとずっと考えていた稀有な小説家だと、私は思っています。代表作の『李朝残影』と『族譜』は、彼が何を書きたかったのかが、日本人・朝鮮人双方…

銀座のバー「美弥」というのは

昔ながらのバー、カラオケなんて不粋なものもなく一人で来て静かに飲める味わい深いバーでした。芸人さんや編集者、文人など多彩ですが落語の立川談志師が主みたいなところでした。コースターは林家木久蔵(現木久扇師)のイラスト、壁に…