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本サイトは大坪洋一が晩年に入って精力的に書き続けている小説全作品を掲載しています。作品名をクリックすると本文を表示します。最近のブログもご参照ください。

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2021年マグノリアが咲くまでに
祖国が日本に併合されるという屈辱の中にあって複雑な想いを秘めながら向学心に燃え、日本への留学を志す若者たちがいた。その中には男尊女卑の韓国社会をものともせず男に伍して日本への留学を目指す女学生たちもいた。その一人が小説の主人公、金マリアという実在の女性である。近代思想に目覚めたクリスチャンの家庭に育ったマリアは、日本留学を機に次第に祖国の独立運動にのめり込んでいく。留学先の学校には陰に陽にマリアの後ろ楯、力になる日本人の三谷民子先生がいた。
2019年大邱テグサグァ
朝鮮人が朝鮮で職を得られず、生き抜くために選択した日本への就職行が「徴用工」ではなかったのか。就職難民といわれる現代韓国の大学生と重ねて見ることで、格差社会の現実と徴用工の内実を描く…
2019年田園都市高校野球部 「縦書き文庫版
一握りのプロ予備軍のような高校野球。大人が仕切る規約ずくめの旧態依然の組織から解放された全国大会はできないものか。登録名も自由、学徒動員のような入場行進もない「楽しむ甲子園大会」、それが田園都市高校のめざすものだ…
2018年小説 自動車電装会社 第一部
カーナビ・ETC・ドライブレコーダー、これらの自動車部品を取り付けているのはどんな業種の人たちなのだろうか。表面に現れることの少ない自動車電装業界で働く人々の視点で現代社会を観察する…[2019-20年、電装業界の広報誌に連載]
2018年小説 自動車電装会社 第二部
2018年確率九十五パーセント  
やることなすことうまくいかない最悪の日、最後におとずれた爽快な気分の夜空に映える球場のカクテル光線とビールの味…
2017年切ない銅像
慰安婦問題の真実、貧困と背中合わせだった慰安婦制度とは何だったのか。必要悪として暗黙の了解を与えた日韓の国家権力による合意とは何なのか。遡って時代を考察することから見えてくるもの…
2017年キロギを抱いて
定年退職を期して韓国を訪れた一組の夫婦は、かの地で思いもしなかった母親の隠された過去を知ることに。母親はなぜ戦前まで住んでいた京城(ソウル)への関わりを頑なに拒否していたのか…
2015-16年一身にして二生にせいるが如く 第一章
19世紀末、朝鮮の開化派リーダーと目された金玉均(キムオッキュン)(1851-94)と和田延次郎(金玉均の配流地・小笠原で彼に接し、暗殺されるまで師事した日本人)を軸に当時の東アジア情勢を描く…  
2015-16年一身にして二生にせいるが如く 第二章
金玉均(キムオッキュン)が現代日本に蘇り、19世紀末の感覚で現代を観察し過去を回想する奇想天外の虚構から見えてくるものは…
2014年こすもぽりたん残夢(その1)
「わたしのアボジは死んだのですか、殺されたのですか」…朝鮮から日本に渡り関東大震災(1923)を境に日本人になりすました父親と日米開戦(1941)を機に日本に渡った娘。二人が戦後混乱期に日本で再会する…
2014年こすもぽりたん残夢(その2)
2013年越年蜻蛉おつねんとんぼ
日本人男性が学生時代を過ごしたソウルを再訪し、旧友と料亭に行く。同席した女性は、親しかった別の同窓生の妹にそっくりだった。女性は16世紀末に日本の敵将とともに崖下の激流に身を投じた妓生キーセン論介ノンゲの生まれ変わりだった…
2012年ソウルの白い夏
朝鮮人にとって屈辱と強制以外の何ものでもなかった創氏改名は、日本人と朝鮮人をさらに決定的に離反させる。創氏改名がもたらしたものは何だったのか…
2011-12年捨子花すてごばな(その1)
太平洋戦争末期の学徒動員、つづく日韓における終戦と解放により別れざるを得なかった愛し合う日本人と朝鮮人の学生、二人の間に生まれた子はどう育てられるのか…
2011-12年捨子花すてごばな(その2)
2010年ソウルの木洩こも 
時代を超え国や民族を超えて師弟の絆は変わらないという。前作『マニキュア』に登場する生徒たちが成人してから日本人の元教師と再会する。師弟関係は民族と国の壁を超えられるのか…
2009年マニキュア
時代は20世紀前半、京城(ソウル)にある国民学校の日本人教師と彼の教え子である朝鮮人の生徒たちや地元住民との物悲しくも心温まる交流があった… [一部改稿]
2021年9月現在